税金の設定
税金の設定でできること
税金の設定では、課税に関する設定を行えます。
税金の設定画面
税金の設定画面は「設定 > 税金 > 税金の設定」で表示されます。
税金の設定画面における各項目
ショップ全体の税率として、以下項目を確認・編集できます。
消費税の端数計算 | 消費税の端数計算方法を設定します。 「切り上げ」「四捨五入」「切り捨て」から選択可能です。 |
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ポイント適用箇所 | ポイント割引を適用するタイミングを設定します。
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割引減算ロジック | 商品を複数購入した場合の割引適用先を設定します。
詳しくは「割引減算ロジック」をご確認ください。 |
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調整金額の適用箇所 | 「受注管理 > (定期)受注管理 > 該当(定期)受注」の「タブ:受注商品管理」画面の「調整金額」を適用するタイミングを設定します。
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割引の端数計算 | 割引の端数計算方法を設定します。 「切り上げ」「四捨五入」「切り捨て」から選択可能です。 |
各項目の補足事項
割引減算ロジック
割引は課税前に適用されます。
ここでご案内する割引は下記の3点となります。
- 会員ランク
- 商品個数割引
- クーポン
ポイントは割引対象に含まれておりません。
※「ポイント減算箇所:課税前」の場合、割引減算ロジックの設定値によってどの税率から優先してポイント利用するかが決定されます。
「割引減算ロジック」の設定により、割引が適用された場合の課税金額が変動します。
商品A:税率8%、2,000円(税抜)
商品B:税率10%、1,000円(税抜)
クーポン:2,000円割引
【計算式】
税率は商品Bのほうが高いため、商品Bから減算する形で計算します。
①商品B:1,000円 - クーポン割引:2,000円 = -1,000円
②商品A:2,000円 + ①:-1,000円 = 1,000円(小計)
ここでBの小計がマイナスになるので、Aの税率が適用されます。
Bがマイナスにならない場合には、A・Bそれぞれに課税されます。
③1,000円(税率8%)× 1.08 = 1,080円(合計金額、税込)
商品A:税率8%、1,000円(税抜)
商品B:税率10%、2,000円(税抜)
クーポン:50%割引
【割引額計算】
割引率の場合には、対象商品に適用しない場合、小計全体に適用されます。
A + B × 50% = 1,500円
【計算式】
今回は低い税率に適用するため、商品Aから割引を行います。
①商品A:1,000円 - 割引額:1,500円 = -500円
②商品B:2,000円 + ①:-500円 = 1,500円(小計)
Aがマイナスになるので、Bの税率が適用されます。
③ 1,500円(税率10%)× 1.10 = 1,650円(合計金額、税込)
商品A:税率8%、2,000円(税抜)
商品B:税率10%、1,000円(税抜)
クーポン:2,000円割引
【按分計算】
商品代金の割合に合わせて按分を算出します。
①商品A÷(A+B)=66.7%
②商品B÷(A+B)=33.3%
【割引額の内訳】
・クーポン:2,000円 × 66.7% = 1,334円(商品Aの割引額)
・クーポン:2,000円 × 33.3% = 667円(商品Bの割引額)
【計算式】
・{商品A - 商品Aに対する割引額(1,334円)}× 1.08 = 719円
・{商品B - 商品Bに対する割引額(667円)}× 1.10 = 367円
・719円 + 367円 = 1086円(合計金額、税込)
割引減算ロジックが適用されないケース
下記の2つの条件が揃う場合には、割引減算ロジックにて選択したロジックは適用されません。
- クーポンが割引率に設定
- 「対象商品に適用する」
※減算ロジックは適用されないため、各々の商品に割引が適用されます。
商品A:税率8%、1,000円(税抜)
商品B:税率10%、2,000円(税抜)
クーポン:50%割引
【割引額計算】
商品A(税率8%、1,000円)× クーポン(50%割引)= 500円
商品B(税率10%、2,000円)× クーポン(50%割引)= 1,000円
【計算式】
商品A(税率8%) :(1,000円-500円) × 0.08 = 540円(税込)
商品B(税率10%):(2,000円-1,000円) × 1.10 = 1,100円(税込)
540円+1,100円 = 1,640円(税込)
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