重複顧客管理
重複顧客管理
重複顧客管理でできること
重複顧客管理では、特定の条件を設定して類似の顧客を抽出し、抽出した複数の顧客データを一つの顧客データに結合できます。
【重複顧客管理】の検索結果一覧に表示される顧客情報は、 【重複顧客管理】にて条件を指定して保存した後に、作成された顧客(=購入を行った顧客)が対象となります。
具体的な活用シーン
- 同一顧客ではあるものの、異なるメールアドレスで複数顧客登録された場合に顧客結合により同一顧客の購入履歴をあるべき状態で確認することができる (CS対応の最適化)
- 同一世帯(住所)の顧客による商品の購入回数を制限したい場合
- 不正利用対策したい場合
重複顧客管理画面
重複顧客管理画面は「顧客管理 > 重複顧客管理」で表示されます。
重複条件
類似顧客を抽出するために設定する条件は、以下項目です。 条件を有効にする場合は「プルダウン:有効」を選択します。
「有効」に設定した条件の合致数が「条件数」に登録した値を満たした場合に、類似顧客とみなします。
重複条件 | 説明 |
---|---|
名前フル | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の「名前」が該当します。 |
姓 | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の名前の「姓」が該当します。 ※ 単独では条件登録できません。 |
名 | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の名前の「名」が該当します。 ※ 単独では条件登録できません。 |
フリガナフル | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の「フリガナ」が該当します。 |
セイ | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客のフリガナの「セイ」が該当します。 ※ 単独では条件登録できません。 |
メイ | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客のフリガナの「メイ」が該当します。 ※ 単独では条件登録できません。 |
郵便番号 | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の「郵便番号」が該当します。 |
住所 | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の「住所」が該当します。 |
都道府県 | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の「都道府県」が該当します。 ※ 単独では条件登録できません。 |
電話番号 | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の「電話番号」が該当します。 |
受電番号 | 顧客管理の「タブ:基本情報」に登録している顧客の「受電番号」が該当します。 |
条件数 | 上記、設定した条件がいくつ該当したときに重複顧客とみなすか設定できます。 (例) 条件を5件「有効」設定し、条件数の設定を「3」に設定した場合、3項目以上該当する顧客が一覧に表示されます。 ※ 設定したい条件の「有効」数を条件数が上回る場合、登録できません。 |
補足事項
- 条件に該当するのは、顧客が購入を行ったタイミングです。 会員登録を行うのみでは、該当しません。
- 表示されるのは、重複条件を登録した後に作成された顧客となります。
- 重複条件を「有効」とした場合、該当の項目が完全一致した場合に一致数「1」とカウントします。
- 重複判定は顧客の基本情報で実施します。(お届け先住所は該当しません)
- 1カラムONで運用している場合、名前/フリガナ フル と姓/セイ は同じ値となります。姓のみで一致させたい場合は、2カラムでの運用が必要です。
- 以下条件については、2つ以上「有効」と設定する必要があります。
- 姓
- 名
- セイ
- メイ
- 都道府県
重複条件の設定
- 重複条件に、重複と判断する条件を設定します。
- 各条件を「有効」に設定することで、その条件に完全一致した顧客が対象として表示されます。
- 設定を保存するときは「この条件で保存する」を選択します。
検索条件
類似顧客に対し、任意の条件で絞り込むための検索条件は以下項目です。
検索結果表示件数についても変更できます。
検索条件 | 説明 |
ID | 任意のIDを1つ設定してください。 |
入会日 | 入会日を「今日」「昨日」「直近7日間」「直近30日間」「先週」「先月」「カスタム」から選択してください。 ※カスタムを選択した場合、カレンダーが表示されますので任意の日付を選択してください。 |
顧客番号 | 任意の顧客番号を1つ設定してください。 |
ステータス | 任意のステータスをリストボックスから設定してください。 |
顧客タイプ | 任意の顧客タイプをリストボックスから設定してください。 |
会員ランク | 任意の会員ランクをリストボックスから設定してください。 |
名前 | 以下の条件を設定し、入力フォームに値を設定してください。 ・完全一致(速) ・前方一致 ・後方一致 ・部分一致(遅) |
名前(カナ) | 以下の条件を設定し、入力フォームに値を設定してください。 ・完全一致(速) ・前方一致 ・後方一致 ・部分一致(遅) |
購入総額 | 任意の範囲を設定してください。 |
購入回数 | 任意の範囲を設定してください。 |
メールアドレス | 以下の条件を設定し、入力フォームに値を設定してください。 ・完全一致(速) ・前方一致 ・後方一致 ・部分一致(遅) |
受電番号 | 任意の受電番号を1つ設定してください。 |
顧客結合
- 設定した重複条件を満たした顧客が一覧で表示されます。
- 表示した顧客から顧客結合を行う顧客のラジオボタンを選択し「顧客結合」をクリックします。
- 本顧客として残したい顧客を「メイン」に、残さない顧客を「サブ」に設定します。
※「メイン」は 1件、「サブ」は複数選択できます。 - 「実行」を選択して、顧客結合を行います。
- 結合した結果は「ジョブ管理」画面で確認可能です。
重複顧客の抽出について
重複顧客の条件に該当するのは、顧客が商品購入を行ったタイミングです。
また、重複条件を保存した後に生成された顧客が該当します。
対象 | 重複条件を設定後「受注による新規顧客作成」をトリガーとして重複条件に合致した顧客です。 |
対象外 | 「顧客管理 > 顧客管理」画面の「新規作成」から手動作成した顧客や、会員登録を行ったのみの顧客です。 ※重複条件に合致していても対象外です。 |
注意事項
- 「サブ」にチェックをつけた顧客の会員ステータスは、顧客結合後「退会」になります。
- 顧客結合後、サブの顧客に紐づく受注情報(定期受注含む)は「メイン」の顧客に紐づきます。
- 顧客結合時にサブで選択した顧客の支払い方法にクレジットカード・Amazon pay(v2)・キャリア決済の情報は引き継ぐことはできません。
サブの顧客にチェックをつける前に上記の支払い方法での購入(未決済の受注や有効な定期受注)がないことの確認を推奨します。
※Amazon Pay、キャリア決済についてはログインが必要な支払い方法のため、定期受注についてはあらたにメインの顧客で購入し直していただく必要があります。 - 顧客結合を行わない場合はチェック入れずに「結合しない」を選択することで重複顧客の一覧には表示されなくなります。
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